『ベビーインテリアの楽しみ』

赤ちゃんがいるのに、見目麗しく生活するなんて、ぜーったいムリッ!と思っていたのですが、いるところにはいるんですねぇ、出産前の素敵な生活をそのまま続けられるセンスある人たちが。本当にその部屋に赤ん坊とともに住んでいるのか、にわかには信じがたいです。
この本を見て、「このアイディアいただき!」と思うこともないわけではないのですが、出産前から、いや、それよりずっと遡って独身時代から、とっ散らかったセンスゼロの部屋に生活していた私には、焼け石に水のような気もします。もし部屋の大改造をするならば、まずは大量の本を処分するか、広い部屋に引っ越すしかないでしょう。…どっちもムリ。
「こんな部屋に住みたいわ〜」と妄想にひたって楽しむくらいがちょうどいいのかも。

津守房江『育てるものの日常』

育てるものの日常

育てるものの日常

喜びと同時に困難なことも多い子育ての毎日。その日常にあたたかな目を向け、素直で謙虚な気持ちで現実を受けとめようとする筆者の姿勢に学ぶことの多い一冊でした。

開一夫『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』

日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ (岩波科学ライブラリー)

日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ (岩波科学ライブラリー)

楠木ぽとす『産んではいけない!』

産んではいけない! (新潮文庫)

産んではいけない! (新潮文庫)

私はもう産んでしまいましたが(笑)、思わず手にとってしまった本です。
子どもを妊娠、出産してからの女性の直面する現実が、赤裸々に綴られています。「私のかわりに、よくぞここまで言ってくれた!」という感じで、すっきりしました。「少子化対策が必要!」と言いつつ、育児の大変さ、困難さを少しもわかってないとしか思えないような、甘っちょろい小手先だけの政策しか打ち出せない政治家たちに、「これを読めーっ!」と送りつけたくなりました。まあ、そこまではできなくても、自分の夫に読ませるだけでも、だいぶ違うんじゃないでしょうか。
『産んではいけない!』というタイトルですが、産んだ人とその周りの人にもおすすめです。

山本美芽『子どものセンスは夕焼けが作る』

子どものセンスは夕焼けが作る

子どものセンスは夕焼けが作る

「有名芸術家・教育者100人から学ぶ“目からウロコ”の家庭内子育て」という謳い文句に惹かれて手に取りました。確かに、今すぐ家庭で始められる簡単な子育て術満載ですが、どれも当然といえば当然なことばかりで、「目からウロコ」というところまではいきませんでした。ちょっと物足りなかったかなぁ。
でも、何事も当たり前のことが一番難しかったりします。「そんなの当然のことじゃん」と思いつつ、今の自分にできていないこともたくさんありました。真似したいなぁと思うこともありました。ちょっとしたことを大切にすることが、子どもと一緒に毎日楽しく幸せに生きていくコツなんだと思います。