楠木ぽとす『産んではいけない!』

産んではいけない! (新潮文庫)

産んではいけない! (新潮文庫)

私はもう産んでしまいましたが(笑)、思わず手にとってしまった本です。
子どもを妊娠、出産してからの女性の直面する現実が、赤裸々に綴られています。「私のかわりに、よくぞここまで言ってくれた!」という感じで、すっきりしました。「少子化対策が必要!」と言いつつ、育児の大変さ、困難さを少しもわかってないとしか思えないような、甘っちょろい小手先だけの政策しか打ち出せない政治家たちに、「これを読めーっ!」と送りつけたくなりました。まあ、そこまではできなくても、自分の夫に読ませるだけでも、だいぶ違うんじゃないでしょうか。
『産んではいけない!』というタイトルですが、産んだ人とその周りの人にもおすすめです。