『おさなごを発見せよ』

おさなごを発見せよ―羽仁もと子選集

おさなごを発見せよ―羽仁もと子選集

とても古い本です。言葉遣いは古めかしいですが、内容は少しも古くありません。もちろん、今となっては古臭い考え方の部分もありますが、親と子のつながりが希薄になりつつあることを嘆く文章など、現代にそのまま当てはまります。
子どものしつけに関して多くの記述が割かれていますが、結局は、子をどうしつけるかというよりも、親である自分がどのような姿を子どもに見せるかということが重要なんだなと思わされます。自分の、親としてのあり方に自信を失ったときに読み返したい一冊です。